後書き


 今作は2007年、第20回富士見ファンタジア長編小説大賞、応募作品であり、私が2007年に唯一書いた応募作品です。
 本来の完成時期は2007年の3月末で、応募先は電撃の予定でした。しかし、色々な事情でずれ込んで8月の完成に至り、富士見への応募となった作品です。
 また、この作品の初期構想はもっと前からありまして、確か『イデア』を書き上げた頃には既にまとまったネタとしてあったように思います。書き出した頃の序章と、数十行で途切れた第一章のファイルが残っていますが、それを見返して色々と設定を組み替えた記憶があります。
 どうやら、本来は『イデア』の次の応募作にする予定だったようですね。
 その初期構想では、主人公が男で、追いかけるのが元・彼女など、今とは登場人物の性別が全て逆転していたり、主人公と元カノのトランス後が既に特殊能力持ち系のものだったりと、今とは異なる設定が多々ありました。
 何だか色々と古臭い気がする(私だけ?)のはネタ自体が古いからでしょう。
 でも折角なので書きました。ネタが勿体ないんだもん(爆)

 正直、賞を狙うには難しい作品だな、とは思ってました。なら何故送った、と言われそうですが、答えは簡単、意地です。
 年に一作も応募できないようでは……、なんていう自分自身への戒めとでも言うんでしょうか、そんなプライドのようなもので応募しました。
 書き足りなかったことも後々見返すと出て来ますが、それはいつものことなので次に活かして行くということで。

 ――白銀
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