説得力とは …… 2018.7.15 | ||
「7月になってしまっているぞ……」 | ||
「暑くなりましたね……」 | ||
「日中はエアコンなしじゃいられんな」 | ||
「夜もないと蒸し暑いね」 | ||
「体調管理には気をつけろよ」 | ||
「エアコン効かせ過ぎで 体調崩す人もいるみたいですからね」 | ||
「エアコンつけてる部屋とそうでないところとでの 気温差やばいからね……」 | ||
「つーか27、28度で超快適、って よくよく考えるとやばいよな」 | ||
「何か、小さい頃は28度で暑い、30度でやばい、 って言ってた気がするんだけどね」 | ||
「ここのところ、平然と30度超えますからね……」 | ||
「今からこれだと8月9月がどうなるのか 恐ろしいな……」 | ||
「エアコンがあれば自室にいる分には 快適ではあるがな」 | ||
「酷使し過ぎて壊れないといいんだけどね……」 | ||
「そこ心配だよなぁ……。 この状況で壊れたら死ねる」 | ||
「PCもPS4も エアコンある前提で自室に置いてるからな……」 | ||
「エアコン使えない状況は考えたくないですね……」 | ||
「今以上に執筆が遅くなるな」 | ||
「それは困るな」 | ||
「執筆と言えば、ブログの方で 設定に関する話してますよね」 | ||
「よくある『魔法』のような設定に関する 説得力の持たせ方って感じかな」 | ||
「理屈付け、というやつか」 | ||
「でも、世の中にはそういうの無視してるような 作品もありますよね?」 | ||
「まーな」 | ||
「勢いで納得させちゃうというか、 押し切るというか、そういう作品もあるね」 | ||
「そういうのはいいんですか?」 | ||
「作風にもよると思うな」 | ||
「それが許されるような世界観が描けているかどうか、 ってことか」 | ||
「後は読者にツッコミを入れる隙を与えない 描かれ方や雰囲気ができてるか、 ってことだな」 | ||
「ぶっちゃけた話、 『魔法で何でもできる』って読み手が思えちゃうのは 危ないと思うんだよな」 | ||
「読者がそう認識できてしまうと、ってことですか?」 | ||
「要するに、 『じゃあそれも魔法で解決できるんじゃないの?』 っていう考えが浮かんじゃうのはどうなの? ってことね」 | ||
「ああ、なるほどな。 作中での解決方法や話の流れが 『やる必要のない回りくどいこと』 に感じられる可能性があるってことだな」 | ||
「理屈付けや制限や条件の存在ってのは そういう作中でのストーリーに関して 『そうしなければいけない』 って納得させる要素もあると思うわけよ」 | ||
「何でもできるわけではなく、 これしかできない、こういう条件がある、こんな制限がある みたいに理由を付けて、 直接的な解決方法から外していくわけだ」 | ||
「なるほど……」 | ||
「ま、そういう出来ること出来ないこと、 強弱関係みたいなのを考慮してあれこれやるのが 醍醐味ではあるよな」 | ||
「何でも出来るわけではないからこその 駆け引きや工夫があるわけだからな」 | ||
「勢いとかノリとかで押し切る作品の場合は、 『何でも出来そう』って思わせないとか、 それ相応の工夫が必要な気がするね」 | ||
「その辺はセンスだよなぁ」 | ||
「理屈に拘りすぎて 説明ばかりになってしまうのも つまらなくなってしまうことありますもんね」 | ||
「人によって気になる気にならないとかも あるだろうからな」 | ||
「ちなみに理屈の上では『何でもできる』が存在する 過去作品もあったりするよ」 | ||
「最たるものは『蒼光』のヒロインの『空間干渉』だな」 | ||
「そういえば『設定上は何でもできる能力』ですね」 | ||
「完全にチートだな。 持ち主の発想力でどうにでもなるな」 | ||
「『蒼光』の場合は『持ち主の意思で』 ってところがポイントだったんだよね」 | ||
「『何でもできる』と『それで全て解決するか』は別、 ってことだな」 | ||
「『蒼光』の話は特に『その人がどうしたいか』ってのを 話の軸にしてたからね」 | ||
「極端な話、 『力を使っての捻じ曲げた現実を受け入れられるか』 ってことだな」 | ||
「どういうことですか?」 | ||
「例えば、 『死者を力を使って死ぬ前の状態に戻して 蘇らせたとして、それは死ぬ前の本人と同一なのか』 ってこととかな」 | ||
「状態だけを見るなら死ぬ前と同一かもしれないけど、 その人が死んだっていう一度発生した事実を どう捉えるかってことね」 | ||
「何をもって 『それが受け入れられる事実になるのか』 ってことだな」 | ||
「ああ、そっか、その人が生きている、 死をなかったことにするという分岐点に その人が死なない分岐にする、っていう意思で 干渉しちゃってるって見方も出来るわけですね」 | ||
「事前にそうならないように頑張るのと違って、 起きた事実を覆せる場合は、 後出しで何でもできてしまうわけだからな」 | ||
「発生した事実や事象の重みや意味が軽くなったり、 キャラの心情や覚悟の価値が なくなったりしかねないんだよな」 | ||
「事実の上書き変更とかは、 慎重に扱わないと作品がチープに見えるちゃうんだよね」 | ||
「ちなみに先週分のブログ記事で触れているが、 『蒼光』の『具現力』は事実上全人類が 『空間干渉』って超理論に至ったな」 | ||
「また凄い結論になったな」 | ||
「人によっては『何でもやる』のは脳が処理し切れないから 出力し易い形に無意識に整えてる、って結論だったね」 | ||
「向き不向きで絞り込んでるってことですか?」 | ||
「理論上は全員が同じ原理で物理空間に干渉して 効果を発生させている。 なら全員同じ力を使うことは可能だよね、って理屈」 | ||
「そういう理屈に気付いていない、 あるいは気付いていてもそれまで使っていた力とは 別の効果を発生させるのは不可能ではないが 極めて困難で現実的ではない、と」 | ||
「肉体の構成が理屈の上では同じでも、 筋力量とか、鍛え方とか、センスとか、そういうところで どうしても出来る出来ないが出てくるようなもんだな」 | ||
「凄まじいこじつけだなとは思ったけどね」 | ||
「でも理屈付けってそういうもんじゃないですか?」 | ||
「まぁ、そうなんだけどね」 | ||
「それに、『蒼光』というか『ライト・ブリンガーU』の時代だけど 『空間干渉』は理論上何でもできるってのが ストーリー上で重要になってくる予定だしな」 | ||
「まだ書いていない先の風呂敷広げて大丈夫なのか?」 | ||
「大まかなプロット自体はもうできてるからね」 | ||
「つまり後回しになってるだけ、と」 |
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「書きたい気持ちがなくなってるわけじゃないからな。 あのシリーズだって最後まで書き切りたいんだぞ」 |
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「確か『V』からはまたがらっと世界観変わるんだったか」 |
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「世界観、というか時代が進んだ結果もはや 現代ベースの感覚が一切なくなるというか……」 |
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「そういえば『U』って2024年が舞台なんでしたっけ」 |
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「設定的には2024年だな。 『T』の『蒼光』が2004年」 |
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「『蒼光』を書いていたのも確か2004年じゃなかったか?」 |
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「書き始めた、というか『蒼光1』が完成したのが 2004年だったはずだな」 |
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「そう考えると、2024年まで後6年なのか……」 | ||
「執筆当時はまだ携帯電話が普及し出した頃だったからな。 作中でも携帯電話って表記してるし、時代を感じるな」 |
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「もう10年以上経ってると考えると ちょっとびっくりしますね」 |
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「6年後の世界は『U』の価値観と どれだけ差が出るんだろうな」 |
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「で、『U』までは比較的現代に近い時代設定や 世界観だったわけだけど、『V』からは かなり時代が開く予定だからね」 |
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「『U』と『V』、『V』と『W』は相当年月が経過する予定だし もはや感覚としては別物ではあるんだよね」 |
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「でも設定は一緒、と」 |
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「根幹はな」 |
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「能力設定と、『T』や『U』を過去の出来事として 引き継いでるって程度ではあるんだけどね」 |
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「過去作に出てきた単語や小物とか、 それを仄めかすようなものが入ってくる、と」 |
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「知ってたら背景が詳しく分かる、ぐらいには留めるつもりで 基本的には説明入れるだろうけどね」 |
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「『T』と『U』ほどの直接的な繋がりはないようにする 予定だね」 |
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「それで、暫くはブログで過去作品の設定について 触れていくんですね?」 |
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「そうだな。 一部ネタバレになりかねない部分についても、 今回に限っては触れちまおうかなーとか思ってる」 |
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「いいのか?」 |
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「実際にそこを書けるのがいつになるか分からないしね」 |
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「ま、実際の作中でそこまで触れるかどうか分からない 原理とか理屈のこじつけ、ってものもあるだろうしな」 |
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「ブログでも先週の『蒼光』の時のは 完全に後から考えた理屈って言ってますもんね」 |
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「結局のところ、自分が納得できる世界観を、 他人、あるいは読んだ多くの人が納得できるように 説明、認識するよう描けるかどうか、 ってところな気もするよな」 |
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「それは創作物全般に言える気がするな。 面白いと思うものを面白いと思ってもらえるように 形にできるかどうかってことだろう?」 |
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「まぁそうなんだけどねー」 |
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「構造的に、完全無欠よりも歯車みたいに 起伏があってがちっと噛み合うってパターンのが 気持ち良かったり面白く感じたりするって ことなんだろうな」 |
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