クリエイターとは …… 2019.4.15
B-Shadow.jpg「今回はこの話題に触れぬわけにはいくまい」


「まぁ大体予想はつくな……」
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B-Lynx-Ase.jpg「ブログにも長々と記事書いてたしな……」


「久しぶりに長々と書いたね」
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B-Shadow.jpg「というわけで
『けものフレンズ2』と『ケムリクサ』を見たわけだが、
まぁ対照的だったな」


「『ケムリクサ』は絶賛してたが、
『けものフレンズ2』は随分と酷評してたな」
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B-Shining-ToziAse.jpg「内容というか、物語としての質に
あれだけ差があればね……」


「確かに、『ケムリクサ』は良くも悪くも、
作り手のらしさが感じられる作品だったな」
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B-Shadow.jpg「とっつきにくさ、みたいなのはあるが、
最初に感じる違和感のほとんどが伏線だからなあれ」


「作画ミスとか、配置ミスとか、描写や設定のミスかとさえ
思ってしまいそうな部分まで、
ちゃんとそうなってる理由があるってのが、
種明かしされるまで徹底してそのままだもんね」
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B-Ruri-Ase.jpg「ああ、それは確かに、
粗が多過ぎる、
と感じて切る人もいそうだな」


「序盤のうちにそれさえ伏線だ、と
気付いてもらえるような要素を入れるべきかどうか、
ってのは悩ましいところだからなぁ……」
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B-Shining-Tozi.jpg「下手すると今までの違和感が全部すっきり繋がった時の
カタルシスが薄れちゃうからね……」


「徹底してキャラ目線で物語を動かして、進めて、
違和感を抱かせつつも話の続きに引き込んでいく
誘導も巧かったな」
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B-Shadow.jpg「積み重ねがしっかりしているから
王道的な展開にも説得力あるし、
感情移入もできて感動もできる」


「ああ、これが描きたかったんだな、ってのが分かるぐらい
ストレートなのも良かったね」
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B-Ruri-Normal.jpg「BDやDVD、関連CDなども好調らしいな」


「話題性もあったし、11話で爆発したのもあったからな。
真っ当に評価されて良い作品だと思うわ」
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B-Shining-Tozi.jpg「面白かったもんねぇ」


「それに引き換え……」
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B-Lynx-Ase.jpg「荒れてるな、『けものフレンズ2』」


「作品自体もそうだが、
周辺も炎上してるな……」
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B-Shadow-Tozi.jpg「周辺関係にも色々思うところはあるが、
単純に作品そのものが面白くないのが悪い」


「どんなゴタゴタがあったのかは分からないけど、
何か色々問題あったんだろうな、
って思えてしまうぐらいには質が低いってのがね……」
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B-Lynx-Ase.jpg「映像としての質が低いだけなら、
製作期間や予算とかで苦しかったんだろう、と思えるが、
物語自体も面白くないんじゃあな……」


「『けものフレンズ2』については
色んな人が考察や感想の記事や動画上げてるし、
そっち見てもらう方が早いかなぁ」
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B-Shadow.jpg「白銀もブログに記事書いてるしな」


「結局のところ、
視聴者を黙らせて頷かせるだけの作品に出来なかった、
ということだからな」
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B-Shadow-Tozi.jpg「低評価したり、批判したりしようと視聴する者さえ
「悔しいが面白い」って思わせるような作品にするべきだったな」


「少なくとも、
そういう気概ぐらいは感じられる作品であって欲しかったね」
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B-Lynx-Ase.jpg「面白いものをしっかり作れる体制になかった、
って言ってるようなものだな」


「どうしてこうなってしまったのか、
何故このような形のままリリースされてしまったのか、
って部分に興味はあるけどね」
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B-Shadow.jpg「創作活動している身としては、
気になるよな」


「視聴者を楽しませることができないものを出してしまえば、
ビジネスとしては失敗だと思うんだがな」
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B-Lynx-Shian.jpg「それを分かっていてやった可能性もなくはないな」


「あの面白くなさが全部計算づくだったとしたら
嫌だなぁ……」
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B-Shadow-Ase.jpg「わざわざ金と時間かけて
面白くないもの作るとか考えたくもないな……」


「エンターテイメントのクリエイターってさ、
楽しませるものを作る、
って部分は大事だと思うんだよ」
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B-Lynx-Normal.jpg「多くのクリエイターはそうだろうな。
自己顕示欲や承認欲求はあるにせよ、
それを満たすのに「面白い」と言わせるのは有効だ」


「観客に背を向けられたら、
面白いとも言ってもらえないし、
商品として金を払ってももらえないだろうからな」
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B-Shadow.jpg「自己顕示欲、承認欲求、名誉や名声、
それらを満たすためには観客が喜ぶものを作る方が
効果的だ」


「アレで面白い、と思っていた可能性は?」
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B-Shadow-ToziAse.jpg「なくもないとは思う……。
実際、面白い、良かった、って言ってる人も
少数ながらいるみたいだし」


「この場合は、
大多数が面白くない、良くない、って
評価したところを見るべきかなぁ」
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B-Ruri-Normal.jpg「ふと思ったんだが、
面白いと思う人がいる作品を
酷評するのは良いのか?」


「それとこれとは別」
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B-Shadow.jpg「結局のところ
「自分には面白くない作品だった」
ってことだからな」


「それを面白いと思う人はおかしい、
と言いたくなる気持ちは分からなくもない」
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B-Lynx-Ase.jpg「根本的に目線や見方、価値観が違うんだろう」


「面白いと思うことが理解できないから、
面白くない、って評価をしているわけだからね」
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B-Shadow-Tozi.jpg「逆も然りだな」


「相容れない価値観なら
争うのも無意味か……」
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B-Shining-ToziAse.jpg「誰が見ても面白いか面白くないかを議論する場ならともかく、
単純に見終えた感想で争ってもねぇ……」


「気持ちは分かるけど不毛ではあるな」
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B-Lynx-Ase.jpg「お前はそう思うんだな、俺は違うが、
ぐらいで終わらせる方が楽だろうな」


「まぁ、そういうわけで、
一個人の感想としてはぶっちぎりで面白くなかったという」
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B-Ruri-Normal.jpg「過去に酷評していた作品だと、
『ガンダムAGE』『ヴァルヴレイヴ』
『アルドノア・ゼロ』『覇穹 封神演義』
とかあったな」


「今のところぶっちぎりで『けものフレンズ2』が最下位だな。
次点、『覇穹 封神演義』」
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B-Ruri-Normal.jpg「『AGE』や『ヴァルヴレイヴ』より下なのか」


「あれも出来が良いとは言えないけど、
悪くない部分もあるからね」
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B-Shadow.jpg「『ガンダムAGE』はやりたいことは分からないでもないし、
設定や整合性に矛盾がバンバン出てくるけど、
カットだけを見たら悪くないところもある」


「『ヴァルヴレイヴ』はストーリーやキャラクターに
共感したり感情移入したりできないし
滅茶苦茶だと思うところはあるけど、
映像表現は悪くなかったし、矛盾もあんまりなかった」
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B-Shadow-Tozi.jpg「『アルドノア・ゼロ』は、展開や結末が
好みじゃなかったり、何か納得しにくいってところはあるけど
そこまでおかしくはなかったからな。
主人公無双し過ぎてさめる感じはあったが」


「『覇穹 封神演義』は……
脚本・構成が滅茶苦茶で台無しだったな」
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B-Shining-Ase.jpg「尺の都合とかあるのは分かるけど、
キャラの説明とか印象付けとか、ストーリーの伏線とか、
無視し過ぎでしょ……」


「太公望の策士感とか人望とか
全く説得力出せない構成だったからな……。
原作ありなのにほんと構成が滅茶苦茶だった」
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B-Ruri-Ase.jpg「で、それより下、と」


「『封神演義』は原作が面白いから、
それを表現できなかったって意味では駄作だけど、
結局のところちゃんと面白い原作があるからね」
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B-Shadow-ToziAse.jpg「完全オリジナルで、何がしたいのか分からない、
何を見せたいのかは分かっても、そこに共感や感情移入、
感動するだけの積み重ねが感じられない」


「物語として重要なはずの謎や疑問は解決せず、
場当たり的に王道的な展開にするから、
反感だけが残ってしまう」
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B-Shadow.jpg 「これだけ酷いと
研究材料としては中々に価値があるな」


「いじりがいがある、って言わないかそれ」
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B-Shining-Tozi.jpg 「反面教師的に、どこが悪かったのか、
どうすれば面白くないのか、
を分析するのには適しているかもしれない」


「前作を台無しにする続編、というと
ゲームでもいくつか思い当たるものがあるな」
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B-Shadow.jpg 「『メタルギアサバイブ』とか、
『Newガンダムブレイカー』とかな」


「『Newガンダムブレイカー』は
どうしてああなってしまったのか……」
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B-Shadow-Tozi.jpg 「『ガンダムブレイカー4』出ねぇかなぁ……」


「望む声はありそうだが、
開発ができるのかどうか……」
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B-Ruri-Ase.jpg 「『New』の時点で開発スタッフだいぶ違うらしな……」


「だからあんなことになったと言えなくもないんだがな」
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B-Shining.jpg 「何にせよ、作り手側にいたいと思う身としては、
「ちゃんと楽しませられない作品」ってのは
良くないと思うんだよね」


「カウンターじゃないのかそれ」
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B-Shadow-Tozi.jpg 「まぁな」


「少なくとも、「楽しませよう、楽しんでもらおう」って思いの
感じられるような作品を目指す姿勢ってのが
重要だと思うんだ」
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B-Lynx-Normal.jpg 「エンターテイメントは娯楽だからな。
楽しめるものの方が価値がある」


「承認欲求や自己顕示欲を満たすにも、
良いものを作った方が良い、というのはあるだろうな」
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B-Shadow.jpg 「だからせめて、より良いものを作ろう、
って姿勢でいるべきだろうってことだな」


「自分が面白いと思うものを、
他者に面白いと思ってもらえるように描こうとする姿勢、
って奴だね」
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B-Shadow-Tozi.jpg 「そういう意味だと、
「見た人に面白いと思ってもらえるように描けていない、
描こうとしているように見えてこない」
ってところに反感を覚えてしまうわけだ」


「その作品の面白さを伝えられていない、という点で
『覇穹 封神演義』とも共通しているわけだな」
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B-Ruri-Normal.jpg 「面白いところ、あったのか?」


「ぶっちゃけ、要素だけ抜き出して
取捨選択と再構成していけば、
それなりに面白そうな話は作れると思うぞ」
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B-Shining-Tozi.jpg 「実際、そういう二次創作しようとしてる人たちいるしね」


「公式否定のための二次創作か……
何だか複雑だな」
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B-Shining-ToziAse.jpg 「それだけ、
「俺たちが見たかったのはこんなのじゃない!」
って思う人が多かったんだろうね」


「何にせよ、今回の問題は暫くは
燃え続けるだろうな」
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B-Ruri-Ase.jpg 「どういう形で終わるかだな……」


「そこは確かに気になるな」
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B-Shadow-Tozi.jpg 「ブログにも書いてるけど、
真っ当に良いものを作ろうとしているクリエイターが
報われないような結末にはならないで欲しいところだな」


「ほんとにね……」
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