若干修羅場 ……2008.8.10
「これまた随分と暑い日が続くねー」
「そうだな」
「溶けそうだよ」
「ていうか、瑠璃はコート脱ごうよ」
「チッ……」
「うわ酷っ、舌打ちされた!」
「こらこら、露骨に避けるな」
(いつか組まされるとは思ってたが……)
「まぁ、それはさておき、今回のタイトル何さ?」
「まぁ、簡単に言えば、今結構忙しくて大変、ってことさ」
「自動車学校行ってるだろ、
締め切り近いだろ、
別の締め切りもあるし、
昼は暑くて色々やばいし、
お盆なんてものもあるし」
「別の締め切り?」
「あぁ、それは大学のサークルで学園祭に出す
部誌の原稿の締め切りだね」
「というと、去年で言うと
『夜の陰影』に当たるような感じ?」
「あれよりもっと長くても良いらしいから、
去年よりは大変かもな」
「締め切りが9月の初期だからね。
応募作の締め切りの数日後みたいな感じになってるんだよ」
「何か構想はできてるのか?」
「残念、まだまっさら」
「大丈夫なのか……?」
「とりあえず、今の応募作の仕上がる目処が立たないと
どうしようもないだろうな」
「その前に免許取らないといけないんでしょ?」
「うん。
あとは3回ほど路上教習受けて卒検だってさ」
「だいぶ進んでるじゃないか」
「まぁ、代わりに結構日程がきつくて
執筆時間が取れないんだと」
「それは、まぁ、しょうがないんじゃない?」
「ていうか、そもそも日中は暑くて駄目だなー。
脳がオーバーヒートしちゃうよ」
「教習所の中はクーラー利いてて涼しいしな」
「教習中も車の中はエアコン入れるから快適だしねー」
「免許も案外余裕そうじゃないか?」
「解ってないなぁ。
問題は試験本番でしょ」
「緊張してヘマしなけりゃいいんだけどな」
「普通にやってる分にはだいぶ慣れたみたいだからね」
「まぁ、速やかに受かっとかないと
執筆時間が更に削られることになりそうだな」
「正直、試験とかめんどいよね」
「お前はそもそも頭が弱いしな」
「頭が弱いとか失礼だなぁ」
「なら、お前は無礼だ」
「はいはい、喧嘩しない」
「因みに、そうやって仲が悪いことをアピールして
今後の組み合わせリストから消そうとしても無駄だからな」
「チッ……」
「あぁ、そういう魂胆もあったんだ」
「うん、解ってはいたけど、
やっぱり一方的に嫌ってるなぁ」
「酷いんだよー、
ちょっと試合とかしてくれればいいのにさー」
「少しはこっちの都合も考えろ」
「だって、いつも都合が悪いって言うじゃん」
「タイミングが悪いのか、それとも……」
「両方だがな」
「うわ、あっさり言うし」
「まぁ、瑠璃も食わず嫌いは良くないよ?」
「あたし食べ物じゃないよ!?」
「どうも肌に合わん」
「だろうな」
「えー。
あたしは結構、瑠璃のこと好きだよー?」
「フェリスは人懐っこいからねぇ」
「人生は楽しく考えた方がいいよ!」
「鬱陶しい……」
「ま、喧嘩は終わってから二人でやってね」
「よっしゃ、許可が下りた!
勝負だー!」
「ったく、こいつは……」
「何だかんだで面倒見良いんだよな、瑠璃」
戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送