新事実 | ||
「何と凄い事が発覚したぞ」 | ||
「ほほう」 | ||
「作者が格ゲー作るんだって」 | ||
「は!?」 | ||
「もう注文したらしいよ。作成ツール」 | ||
「そんな事できんのかよ」 | ||
「意気込みはあるみたいだよ」 | ||
「つったって作者の奴、小説書くので忙しいんじゃなかったのかよ?」 | ||
「小説は小説で書き続ける毎日だと思うよ」 | ||
「だろうな」 | ||
「シェアウェアも見当してるらしいよ」 | ||
「売るのか!?」 | ||
「作成ツールも高いからねぇ」 | ||
「元を取りたいわけだな」 | ||
「流石に一万円はでかい出費だからね」 | ||
「なるほど。金が欲しくなるな」 | ||
「現在作者が見当しているゲームは三つだそうだ」 | ||
「三つも作るのか!?」 | ||
「二つは似通っていて、題材が俺ら」 | ||
「俺ら!?」 | ||
「まぁ、作者の脳内には俺ら以外にも結構な数のキャラが存在してるし。格ゲー作るには十分だろ」 | ||
「いいのか? 俺ら暴走しちまうぞ!?」 | ||
「いいんじゃないの? むしろ暴走しろってぐらいかも」 | ||
「二つっつってたな?」 | ||
「一つは少し真面目、一つは凄く不真面目にするそうだ」 | ||
「あんまり違いがないような気が……」 | ||
「まぁね」 | ||
「そういや、もう一つあるんだろ?」 | ||
「直接、『Write IDEA』との関わりは薄いけどね」 | ||
「何!? という事は……」 | ||
「察しの通り、姉妹サイト『XM−X』関連」 | ||
「ガンダムか」 | ||
「そういう事だね」 | ||
「できるのか?」 | ||
「キャラはDogaからキャプチャーして作るらしいよ」 | ||
「Dogaだと多少楽だな、ポージング」 | ||
「機体作るの大変そうだけどね」 | ||
「その辺は作者が責任を持ってやるべきだろう」 | ||
「流石に俺らも出ないしね」 | ||
「出たらヤバイだろ」 | ||
「どうやらそっちがシェアウェアらしい」 | ||
「売れるのかねぇ?」 | ||
「体験版を使って調整してくみたいだよ」 | ||
「てか、キーボードで格ゲーってのも大変だよな」 | ||
「あー、その辺は『イージー仕様』にするって」 | ||
「簡単操作ってことか?」 | ||
「弱攻撃・強攻撃・武器攻撃・射撃攻撃・必殺技の五つのキーと方向キーとの組み合わせで技が出るように、とか考えてるらしい」 | ||
「格闘ゲーム好きにゃ願い下げかもしれんな」 | ||
「まぁ、実際どうなるかはわからないけどね」 | ||
「で、作者はそれを一人で作るのか?」 | ||
「さぁ?」 | ||
「さぁ? ってお前……」 | ||
「だって俺作者じゃないし」 | ||
「わー無責任。結局カンペ俺に回って来てねぇじゃん」 | ||
「まぁ、スタッフは募集するんじゃないの?」 | ||
「『作者が自力で集めに行く』に一票」 | ||
「それもありだね」 | ||
「シェアウェアの方のスタッフはどうするんだ? 分け前とかも必要になるんじゃないのか?」 |
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「まぁ、その辺は交渉するんじゃないの? 作者もゲーム配布なんて初めてだろうしさ」 |
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「前途多難だな」 | ||
「……」 | ||
「ん? どした?」 | ||
「それ以前にさ」 | ||
「おう」 | ||
「俺らゲームになるんだぞ!? 喜んだり驚いたりっていうリアクションはねぇのか!?」 |
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「遅っ!!」 | ||
「いきなり『できんのかよ?』とか疑ってんじゃねぇよ」 | ||
「わーい。凄いなー。ちょー嬉しー」 | ||
「わー凄ぇむかつくー」 | ||
「俺はお前ばっかしが進行役になるのがむかつくけどな」 | ||
「なら次はお前がやれ」 | ||
「望むところだ」 | ||
「それはさておき、ゲーム化は確実そうだな」 | ||
「まぁ、ここで話しちゃったしな。 もう後戻りは出来ねぇぞ、作者」 |
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「じゃあ今日はこの辺にしとこうか」 | ||
「どんなゲームになるんかね?」 | ||
「結局楽しみなのかよ……」 | ||
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