はじめに


 この作品は1998年に発売されたPlayStation用ソフト、『レガイア伝説』を原作とする二次創作にあたります。
 基本的な内容としては原作のゲーム『レガイア伝説』に準じる形でノベライズしていくものとなります。

 私がこの作品に出会ったのは中学生の頃でした。PSをまだ持っていない時期で、知人から一時的にPSを借りた時期があり、その時に初めて触れたPSの RPGが『レガイア伝説』でした。同時期に借りていたFF7より、私はこちらの方が気に入って最後までプレイしました。(ちなみにFF7はゴールドソー サーで飽きて以降、2013年現在に至るまでプレイしていません)
 タクティカルアーツシステムも個人的にはかなりハマりましたが、ストーリーやキャラクターもかなり私好みで、自分でPS系ハードを入手してすぐ『レガイア伝説』は購入、手元に置いてあります。

 今回の『レガイア伝説』の二次創作ノベライズを書くことにした経緯に関しては、入手した公式のノベライズが消化不良で気に食わなかった、という理由が一つ。
 戦闘ではボイス付で喋りまくる主人公のヴァンがストーリーやシナリオ的にはかなり個性や人間性が描かれているものの、戦闘以外ではプレイヤーの分身として喋らない、ということが一つ。
 そして、ノアをヒロインとして描きたい、というのが一つ。
 大まかに、この三つが理由となって書くことにしました。
 一つ目に関しては、ページ数などの編集上仕方なかったのかもしれませんが、ゲーム版でのイベントがごっそりと削除されていて、個人的には不満がありまし た。階層都市ソル、デリラ三兄弟、カーラなど、終盤に登場する場所はキャラクター、場面がほとんど存在しなかったのが原作ゲーム好きとしてはイマイチ納得 がいかなかったのです。
 二つ目は、昔のRPGには良くあることですが、戦闘シーンでアクティブに喋りまくるヴァンならシナリオ中でも喋って良かったのでは、と思えた部分が大きいです。
 三つ目は、私個人の好みです。
 ゲーム中、ヒロインはヴァンの幼馴染であるメイということになっています。
 エピローグでは一応最後に選択肢が出るのですが、ノアの境遇やゲーム中での諸々を考えると感情移入してしまう部分があり、ヒロインの魅力も十分あると思うわけです。人によってはノアこそヒロインだと言う人もいるでしょうし。

 なので、始めに断っておきます。
 私の書くこの『レガイア伝説』では、
『ゲーム中の流れを忠実になぞる』
『ヴァンに主人公として喋ってもらう』
『ノアをヒロインとして描く』
 この三つを基盤として書いていきます。
 その上で、キャラクター同士のやり取りや会話、設定の一部などにオリジナルや推測、妄想、原作への愛(←!?)などを加えて仕上げるつもりです。

 『レガイア伝説』のファンに受け入れてもらえるようなものにできたら、と思っています。

 2013年5月15日、著者より。
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