後書き


 この物語は、蒼光の続編として執筆したものです。
 『蒼光』という物語は、前篇・中篇・後篇の三種類に分割できる構成になっていまして、『蒼光〜蒼光3』までが前篇、『蒼光4』が中篇、『蒼光5〜7』が後篇となります。何故、『4』だけが中篇なのか、といいますと、そこが物語の転機である話になるからです。

 因みに、『2』の序章のアレンジが『修君の慌しい大冒険』の序章になっています。書かれたのは、『2』のが先なんですよ、実は。
 ともあれ、この『2』では、レジスタンスとの対立する事を主眼に置いて描きました。
 『蒼光』のコンセプトは、正義でも悪でもない、『自分の意志』のために戦う主人公を描く事なのです。もっとも、著者自身の性格をモチーフにしている主人公なので、身勝手ではありますが。
 よくよく考えると、この物語、『1』も『2』もハッピーエンドにはなっていません。それに、今執筆中の『3』は、『4』への繋ぎでもあるため、余計にバッドエンドになっています。
 全体を通して、主人公たちが報われる事はほとんどない物語です。しかし、その中で生き抜いていく主人公を描く事こそが、『自分のために』戦う主人公を描けるのでは、と思っています。
 もっとも、『自分のために』戦うという事は、これからを『どう生きていくか』というテーマを描く事にもなっているわけですが。
 そのテーマを少しでも感じてもらえると嬉しいですね。
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